令和5年度 はままつ女性スクール「子育てママに贈る 私にもどる3日間」

開催日・開催時間

7月7日(金)、7月14日(金)、7月21日(金) いずれも10時~12時

対象

子育て中の女性

事業報告

人気講座、「はままつ女性スクール」が今年も催されました。今年のテーマは「子育てママに贈る 私にもどる3日間」です。子育てに追われ「ママ」でいる時間が長いと、つい「私」のことは忘れてしまいがちです。この講座ではそんな子育て中のママが「私」のための時間を過ごし、「私」のことを考える時間をもってほしい。テーマにはそんな思いが込められています。はじめて託児を利用して講座に参加する方も多く、ママさんもドキドキしながら講座がスタートしました。

第1回は「カラダもココロもリラックス」。講師は健康運動指導士の小野崎あゆみさんです。全3回の講座の初回は、毎日の家事や育児で疲れた体と心をほぐすことから始めました。家でも簡単にできるエクササイズを教えてもらったので、生活のなかのちょっとしたタイミングでも実践できそうです。また、小野崎さんから産後のお腹周りの筋肉をチェックする方法を教わり「私の腹直筋は大丈夫?」と皆さん興味津々でした。参加者からは「先生のお話が本当にスッと心に入ってきて身体だけでなく気持ちもほぐれました」「託児が手厚くて驚きました。自分のための時間を作ることができてそれだけでいい経験でした」などの感想をいただきました。みなさん初回でよいスタートがきれたようでした。

 

第2回は「リフレッシュ読書タイム&交流」です。あいホール図書コンシェルジュの池谷由美子さんが講師をつとめました。子育て中はなかなか自分の時間がとれず、最近読書してないな、なんて方も多いのではないでしょうか。参加者はあいホール図書室の本の中から絵本、雑誌、コミックなどの思い思いの本を選び、館内の好きな場所でゆっくりと読書を楽しみました。「とても心安らぐ時間だったなと思います。自分に戻る時間の大切さを感じました。話をできたことも楽しかったです」「読書の時間が多く取られていて嬉しかった。池谷さんの優しい声で読んでいただいた詩が心に沁みました」など、みなさんがリラックスして自分の時間を楽しめた様子が伝わってきました。

 

第1回では日ごろの疲れをいやして心身をほぐし、第2回で読書を通してインプットをしました。続くしめくくりの第3回のテーマは「これからのジブン」です。母としてでも妻としてでもない、これからの「ジブン(私)」について考えます。子育て中は毎日忙しさに追われ、つい自分のことが後回しになってしまいがちなのではないかと思います。そんな女性たちに、将来の自分や家族のライフステージの変化にともない変化していく生活や生き方について考えてもらう時間です。NPO法人浜松男女共同参画推進協会理事長の道喜道恵さんによる講義を受けました。家族年表をつくり、5年後、10年後に家族や自分がどうなっているかを考えたり、グループワークで他の参加者の話にも耳を傾けたりしました。将来なりたい自分を漠然とイメージをするだけでなく、具体的に「こうなりたい」「こんなことをしていたい」と改めて書き出してみることで新たな発見があったようです。

 

「自分もまだ何にでもなれるのかなと前向きになりました。強みの考え方、とても勉強になりました」「家族年表を作成し、将来が可視化したことで、この先私はどうやって生きたいのかが明確になったような気がします。目の前のことに精一杯な日々の子育ての身には、とても有意義な時間でした」「この3回、毎週金曜日になるのを楽しみに1週間育児を頑張れたと言っても過言ではありません。リフレッシュできました!そして自分のことを考える時間ができて嬉しかったです。ありがとうございました」などの感想をいただきました。全3回の講座はみなさんが自分のことを考えるきっかけになったようでうれしく思います。また、同年代の方との交流も楽しい時間となったようです。

受講された方の多くが、「はままつ女性スクール」に続くステップアップ講座「はままつ女性カレッジ」に進み、次の一歩を踏み出しています。女性たちの新たな挑戦を、あいホールは引き続き応援していきます。