令和5年度　リプロダクティブ・ヘルス/ライツ出前講座　（企業向け・学校向け）

令和5年度のリプロダクティブ・ヘルス/ライツ（性と生殖に関する健康等権利）の出前講座は、企業と学校で実施しました。
実施した企業の中から、株式会社ソミック石川で実施した講座をご紹介します。各部署から選抜されたリーダー職の社員の方々は会場で、受講希望の社員さんはオンラインで受講されました。
前半の浜松市助産師会の宇田公美子先生による講義では、女性の健康対策の必要性や、ライフステージごとに生じる女性特有の生理、不妊治療、妊娠出産、更年期などの健康課題や、病気について学びました。後半のグループワークでは「働く女性の健康課題について考えよう」をテーマに、会場での参加者がグループごとに分かれて、講義を受けての感想や、それぞれの職場で抱えている健康に関する困りごとについて話し合いました。
受講された女性社員の方からは「自分にもあてはまる体調不良について、公の場でお話いただけてありがたかった」「自分に関わることだけでなく、身体のことで様々な問題を抱えている人がいるということを改めて認識できた」リーダー職の男性社員からは「女性特有の事情を理解することで、事前に配慮した行動がとれるよう意識することができる」などの感想をいただき、女性の健康についての理解が深まったようで大変うれしく思いました。また「大人になってからは健康に関しての正しい知識を学ぶ機会はなかなかなく、大変参考になった」との声もあり、正しい知識をお届けする大切さを再認識しました。これからも出前講座で女性の健康について理解が深まるような情報をお届けしていきたいと思います。

次は、学校向け出前講座から、浜松開誠館中学校高等学校で開催した「生理を身近にプロジェクト　勉強会」のご紹介です。浜松開誠館中学校高等学校には生徒有志による「生理を身近にプロジェクト」があり、プロジェクトメンバーのみなさんが様々な活動をされています。静岡文化芸術大学の碧風祭で実施したあいホールの出前イベント「生理のこと気軽ni学ぼう」をプロジェクトメンバーのみなさんが見学にきてくれたことがきっかけとなり、今回の勉強会開催の運びとなりました。勉強会では、プロジェクトでこれから取り組んでいきたい活動を発表したり、実際の学校生活での生理の困りごとを話しあったり、大変有意義な時間になりました。開誠館中学校高等学校のみなさんとは今後も、多くの方に生理への理解を深めてもらえるよう、文化祭などの機会にイベントを実施していく予定です。

あいホールでは、これからも生理を中心とした女性の健康に関する正しい知識を持ってもらえるよう、イベントなどを実施していきます。ご期待ください。