令和5年度 あいホールフォーラム 竹田こもちこんぶトーク&ライブ「皆様、本日も家事育児お疲れ様です。」

開催日・開催時間

令和6年3月10日(日)14時~16時

対象

浜松市在住・在勤の方・在学の方

事業報告

あいホールでは市民の皆さんに「男女共同参画」や「ジェンダー平等」について考えてもらう機会を提供するため毎年、著名人を招いた講演会・イベントを開催しています。

今年度のあいホールフォーラムは、「オーケストラあんふぁん」の皆さんによるウェルカム演奏と楽しいオープニング演奏で幕開けとなりました。
「オーケストラあんふぁん」は、メンバーの多くが子育て中であり、音楽と仕事と生活の両立を目指して活動している団体です。今回は参加者に小さなお子さんも多いことからオープニングでは「トトロメドレー」、「童謡メドレー」「幸せなら手をたたこう」を演奏されました。ラストの「幸せなら手をたたこう」は、会場全体で踊って楽しみました。
演奏後には団体紹介とともに、演奏者のおひとりに「オーケストラあんふぁん」に参加して良かったことをお聞きしたところ、子どもを連れて活動ができること、音楽を続けていくことの楽しさや団員どうしのつながりなどと答えてくださいました。子どもがいても、音楽を楽しむことを諦めず、いきいきとされている姿がとても印象的でした。
「オーケストラあんふぁん」さんは,男女共同参画推進団体のネットワーク「あいゆうねっと」に登録していただいています。あいゆうねっと⇒ https://ai-hall.com/gender/registered_group/

さていよいよ35万のフォロワーを持つ育児ネタTikTokerで5人の子育て中のママでもある竹田こもちこんぶさんによるトーク&ライブの始まりです。
オープニング映像の最後の銃声とともにステージ上に登場した竹田こもちこんぶさん。いきなり育児ネタからはじまりました。5人の子どもを育てている日常の一場面をおもしろおかしく表現した育児ネタは、「分かる!」と参加者の笑いを誘います。続く、育児に関するトークでは、自分を重ねた方も多かったのではないでしょうか。辛い時にはママ友に助けられたという話の中で、ママ友は戦友で、同じレベルで話せる良さがあり、家族(夫)とはママ友には話せない我が子の自慢話をめいっぱい話すというお話には、納得でした。
終盤のトークでは、子どもが生まれてから、やりたいことができなくなった自分と今までとあまり変わらない生活をしている夫を見て、「なぜだろう」と疑問を持ち始めたことを話されました。女性だから、男性だからという固定的な性別役割分業の意識が無意識のうちにあったのではないかという気づきから、夫に気持ちを打ち明け、話しあいをしたこと。それによって夫は家事育児に主体的に関わるようになったそうです。今日、あいホールフォーラムのステージに立つことができているのも夫が家のことをしてくれているからとのこと。ネタもそうですがトークもジーンと心に響き、いつの間にか涙があふれてきました。

質問タイムでは様々な質問がありました。質問の中で「独学で保育士の資格を取った理由は?」に対して、「今振り返ると」と前置きして、「離職して主婦となった自分に何がしかの価値を見い出したかった、何者かでありたかった」と話されていました。主婦を長く経験したスタッフはこの回答にとても共感していました。

参加された方からは、「子育てあるあるネタに共感しました。オーケストラあんふぁんの演奏と子育て中も続けられる環境が良かったです。」「夫と参加すればよかった!と思うほど、夫と共有して一緒に楽しみたくなるような内容でした。」「『あるある』と思えることも多く、少しうるうるした気持ちも湧き上がってきました。日々、3人の子育てや仕事に追われて慌ただしいですが、毎日楽しく元気に過ごしていきたいと思います。」「笑いに来たはずが、感動して泣いてました。」「自分の感情(舞台をやりたい)にも素直に向き合い、それを満たすために努力しているところも素晴らしいと思いました。」などたくさんの声が寄せられました。

竹田こもちこんぶさん、素敵なステージをありがとうございました!これからも応援しています!

あいホールは、男女共同参画とジェンダー平等を推進するために、皆さまに興味をもってもられるようなイベントを今後も開催していきます。

子育て世代の共感がとまらない書籍
『皆様、本日も家事育児お疲れ様です。』竹田こもちこんぶ著/KADOKAWA には
竹田こもちこんぶさんの子育てエピソードや感動のお話しが詰まっています。
あいホールフォーラムに参加された方も、残念ながら参加できなかった方も、ぜひお読みいただき笑ってそして涙してください。
(竹田こもちこんぶさんの書籍は、あいホール図書コーナーでも貸出しています。)