令和4年度 理系でGO!!シゴトのゲンバめぐりin常盤工業/建設会社 「未来のジブンをおもい描こう!」

開催日・開催時間

令和4年7月28日(木) 14:00~16:00 

対象

市内在住または在学の女子学生(中学生以上)

事業報告

日差しもたっぷり取り入れた設計で明るい階段で記念撮影。

地下のモニターで温度確認して説明を受けました。

女子学生が好きなことや興味のある分野に進学や就職することを応援するあいホールの理系講座。今年は総合建設会社 常盤工業株式会社のご協力を得て、2022年1月に完成した常盤工業の新社屋にて開催しました。

当日は、中学生11名、高校生9名の合計20人が参加しました。

はじめに、新社屋の見学から。

エネルギー削減、脱炭素、自然エネルギーの利用や最先端技術を取り入れた、地球、人、社会に優しいサステナブルオフィスを見学しました。

外は真夏の暑さなのに、会場はエアコンを使用していないのに、ひんやり。その理由は、会場の左右壁際にあるパイプに地下水が流れていて、空気を冷やしているからだそうです。パイプを触ると冷たくてびっくり。温度差による水滴がついていました。冬でもエアコンをほとんど使用せず快適な温度で過ごせるそうです。

また、オフィスはフリーアドレスになっており、誰でも自由に好きな場所で仕事ができることになっています。集中したい日はこのデスク、打合せをしながら仕事を進めたいときはここ、と働く場所を変える人もいるそうです。個人の荷物はロッカーに格納し、文具などの備品も1か所にまとまっていることから、フロア全体が広く見渡せて、きれいで使いやすそうでした。

常盤工業は、社員の23%が女性で、技術者(設計、積算、現場監督)が8名、技術者以外(総務、庶務、アシスタント)が15名とのこと。育休・産休制度はもちろん、休憩室の設置など働く環境の改良に取り組まれています。

見学の後は、設計、積算、現場監督の女性社員から、今までのキャリアや、具体的や仕事内容などをきき、建設業界での仕事について具体的に知ることができました。先輩からは、自分のやりたいことを、性別に関係なく選んで欲しいと伝えられ、受講生は熱心に聞いていました。

 

交流会では、小グループに分かれて女性社員とお話しができ、次々と質問をしていました。

・現場監督に体力は必要ですか。
・積算に欲しい力は何ですか。
・性別は気になりますか。
・実際に大変なことは何ですか。
・進路をひとつに決めてよいのか、失敗したらどうしよう。
・学生時代に勉強したことは何ですか。

などなど。
和気あいあいとした雰囲気の中で聞いていました。

講座後のアンケートでは、

「その仕事に就いている人にしか聞けないことを、交流会の時に質問できたので、知りたいことを聞けて嬉しかったし、進路選びの参考にしたい。」
「丁寧でわかりやすく将来についてより考えることができた。」
「色々な女性の話をきけてよかった。より興味をもてた。」
「工業、建設といったら厳しい感じ、辛そうなイメージがあったので、建設や工業といってもいろんな役わり、種類があるんだなぁと知りました。」
「男女差別がない仕事はこの時代に沿っている感じがした。」
「もともと建設業に興味があったのでふかぼりできた。」などなど。
 
皆さんの将来のやりたいことを見つける、進路選択のお役に立てたのではないでしょうか。ご協力いただきました常盤工業の皆さま、本当にありがとうございました。あいホールではこれからも自分の好きなこと興味があることを仕事にする学生を応援していきます。