令和4年度 両立パパの基本の「キ」
開催日・開催時間
令和5年1月28日(土)、第2回2月25日(土)、第3回3月18日(土) いずれも10時~12時対象
新婚~妊娠、産後、育児期の夫婦事業報告
仕事はもちろん家庭も大切にしたいパパ&ママに贈る3回講座、両立パパの基本の「キ」が1月28日より開講しました。コロナ禍を経て世の中が大きく変わる中で、この講座で働き方や家事分担、自分たちらしい家族のカタチを考え、そしてもっと家族の時間を楽しむきっかけになればと考えています。
第1回は犬塚協太さん(静岡県立大学男女共同参画推進センター長、国際関係学部教授)による「令和時代のパパたちへ これからのパパ像を考えよう」です。データから子育て世代の男性は明らかに家庭志向になっているにも関わらず、実態は仕事優先になってしまっていること、また日本における男性の家事・育児時間は欧米先進国の1/4~1/3程度で、意識と実態の間に圧倒的ギャップがあることを学びました。そのあとはパパグループとママグループに分かれて、普段の家事・育児での困りごとや他の家族はどうしているのかを聞いたりしながら楽しく交流しました。
第2回は小田切克子さん(特定社会保険労務士、CFP®、国家資格キャリアコンサルタント)による「これでバッチリ!産後パパ育休制度&夫婦で描く家族のこれから」です。令和4年10月より施行された産後パパ育休(出生時育児休業)をはじめとした育児・介護休業法について学びました。また、育休を含めた家族のライフプランとマネープランを夫婦で考え、お金がかかる時期やお金の貯め時について認識を共有しました。
第3回は、夏目恵介さん(NPO法人浜松男女共同参画推進協会副理事長)、池谷由美子さん(あいホール図書コンシェルジュ)による「先輩パパに聞く わが家流の家事育児を楽しもう&親子で楽しむ絵本の時間」です。普段から家事・育児を積極的にしてきた夏目さんによると、家事のコツはついでにササっとやることだそうです。また、最近の夏目家ではお子さんたちも成長し、自分で料理をすることが増えてきたというエピソードも印象的でした。後半では夫婦で家事育児の100タスク表を見ながら、掃除、洗濯、料理以外にも家事はたくさんあることを再確認し、それぞれの夫婦が家事・育児分担シートを使って家庭内での家事負担がどちらかに偏っていないかチェックをしました。家事・育児分担シートに家庭内でしている家事を付箋で貼り付けていくと、家事負担の偏りが一目瞭然になります。それを見ながら夫婦で改善点を見つけたり、普段なかなか言いにくい「もっと家事をやってほしい」などのリクエストをしたり、それぞれの夫婦で自分たちの課題に向き合い、解決に向けてのきっかけができたのではないでしょうか。
講座の後半では、あいホール図書コンシェルジュ池谷由美子さんによる「親子で楽しむ絵本の時間」です。絵本の読み聞かせの大切さや、読み聞かせをするときのポイントなどを解説してもらいました。家でお子さんに絵本を読むときに早速活かせそうですね。
参加された方からは「楽しい家族時間を作るために今後どうすべきか夫婦で話し合う機会を持てて嬉しいです(第1回・妻)」「お金の貯め時を考えることは大切だと感じた(第2回・夫)」「いろんな家庭があることが聞けて、それぞれに解決法がちがうのだなと思うところや、一方で同じ悩みを持つ方もいるんだということがきけてとてもためになりました(第3回・夫)」などの感想をいただきました。
あいホールでは今後もパパの家事・育児参加を応援する講座を実施していきます。ご期待ください!