令和6年度 若者キャリアデザイン講座「自分らしいキャリアを描こう!~理系でGO!!シゴトのゲンバ 理系×公務員 in浜松市保健環境研究所」

開催日・開催時間

令和6年8月23日 10時~12時

対象

市内在住または在学の中学生・高校生

事業報告

若者が、好きなことや興味のある分野に進学や就職することを応援するキャリアデザイン講座を開催しました。今年度は、公務員の理系職をテーマに「浜松市保健環境研究所」のご協力を得て行われ、浜松市内の中学や高校から23人が参加しました。

 

 

 

 

 

 

 

浜松市保健環境研究所は、微生物検査・食品分析・環境測定分野の技術中核施設として、市民の健康と環境を守る役割を果たしており、薬剤師や獣医師、化学職などの理系職の女性職員が多く活躍しています。

まずはシゴトのゲンバ見学からはじまりました。
普段一般の人が見ることができない実験室のような場所に入らせてもらい、参加者は少し緊張気味の様子でした。
見学中に加工食品中に含まれる添加物の検査の仕方や大気中の化学物質の測定の方法、水質検査についてなどの説明をうけました。

 

 

 

 

 

参加者からは「実際に使われている機械などをこの目で見ることで現場の実感が湧いた。」「調べても分からない細かなことまで教えていただきとてもためになりました。」との感想が寄せられました。

保健環境研究所が所管する「食肉衛生検査所」の仕事の現場はスライド写真で見ていきました。
豚や牛を解体し、肉や内臓を検査する様子が紹介され、私たちが何気なく買っている食肉の安全性がどのようにチェックされているのかを知ることが出来ました。

さらに実際に保健環境研究所で働く女性職員の3人から、「理系分野に進んだ理由」「具体的な仕事内容」「仕事のやりがい」「これからの目標」などをお話ししていただきました。

 

 

 

 

 

自分の意志により進路選択をし、自分らしさが発揮できる人生を歩むことの大切さが参加者たちに伝えられ、市民の食や暮らしに直結しているからこそ責任ややりがいを感じるとお話しされたことが印象的でした。

3グループに分かれておこなった交流会では、参加者から次々と質問が出ていました。
・理系に進んでよかったことは何ですか。
・公務員として働いて大変なことは何ですか。
・学生の間にやった方が良いことはありまか。
など。
「今後どのような仕事をしたいですか」との質問には「調査研究をしていきたい」との回答がありました。理系職種の公務員は市民の暮らしを守るために「研究」する仕事に就くことも出来るそうです。

 

 

 

 

 

講座後のアンケートでは、次のような感想をいただきました。
・理系でもいろいろな仕事があるんだなと思って希望が芽生えたし、興味が湧いた。
・職員の方々の体験談を通して、実際の現場の様子や将来に向けて今の自分たちがやっておくべきことについてなど考えることが出来た。
・「薬剤師」や「獣医師」などの仕事の中でも様々な形で幅広く活躍していることに気が付きました。

ご協力いただきました浜松市保健環境研究所の皆さま、本当にありがとうございました。
この講座が、参加した中高生の皆さんの今後の進路を考えるきっかけになれば嬉しいです。
あいホールは、これからも、若者が好きな分野や興味のあることを諦めることなく、自分らしいキャリアを描けるよう応援を続けていきます。