令和3年度『ココロとカラダをほぐすセルフケア』
開催日・開催時間
令和3年12月18日(土)午前10時00分~12時00分会場:あいホール 1Fホール
対象
女性(小学校4年生以上の女児も可)※但し小学生は保護者同伴事業報告
この講座は、ヨガやセルフタイマッサージなどの家で簡単にできるセルフケアを学ぶことを通じ、心や身体に疲れを感じたときに自分でリカバリーできるようになること、また人間関係のありかた(距離のとり方など)を含めて未然に暴力から身を護るという考え方を深めることを目的として実施しました。
講師は橋本明子さん(リアライズYOKOHAMA)です。
カナダで開発された女性のための自己防衛プログラム 「WEN-DO(ウェンドー)」を使って女性が自分自身を守るためにどうすればよいかを学ぶことを目的として全国で活動されています。
講座は、先ず、幸せな気持ちになる食べものを食べると多くの生命活動に関与するドーパミンが分泌されるということで、アイスブレイクとして「名前」(仮名でも可)と「幸せな気持ちになる食べもの」を一人ずつ発表しました。
この日は、とても冷えた日だったためか、シナモンティーやスープなど温かいものを挙げた方が多かったです。温かいものを食べて免疫力を下げないこと、10分おきに水を一口含み喉に悪いものを溜めないことなども免疫力をアップとなるそうです。
その後、タイ式のセルフヨガに入っていきました。座り方から、足指を回したり、足の甲や足裏の指圧、太ももの外側、内側のマッサージ、手や腕のマッサージなどタイ式の特徴は腕を曲げずにまっすぐに押し込んで圧することだそうです。
息を吐いて吐いてもう1回フーっと吐き切っておなかの硬くなったところが身体の重心で、この重心をしっかりさせることが危険を感じてとっさに逃げるためにとても重要だというお話がありました。
休憩をはさんだ後、
「リアライズYOKOHAMA」のHPの「WEN-DO」から9つの動画の紹介をしていただき、その中から「安全な距離の取り方」を学びました。
先ず、知らない人から話しかけられたら安全な距離(大人の腕の2本分、指先が届かないくらい)を取り、逃げる隙をつくることが大切だということ、
また、逃げるときにここで紹介されている「お腹から特別な叫び声を出す」と周りも加害者もビックリさせることができ、自分を勇気づけることにもなるとの説明がありました。
この他、満員電車で痴漢にあった時の対処法も教えていただきました。
そして、恋人との関係性を変えたいと思ったときにDV被害に遭ってしまったらどうしたら良いのか? このときも先に紹介した動画の「安全な距離の取り方」の中で紹介されている「お腹から出す特別な叫び声を出す」ことによって身を護る方法などを教えていただきました。
このようにセルフケアによって身体を活性化しておくことの重要性や危険に目に遭ったときに状況を変えたり、叫び声を上げるなど様々な身を護る方法を学ぶことができました。
日常から人間関係の距離感を把握しておくこと、そして、もし、自分が危険な状況に出逢ってしまったときに、今日学んだことを思い出して、自分を護って欲しいと思います。