令和6年度 リプロダクティブ・ヘルス/ライツ出前講座(企業・学校)

開催日・開催時間

令和6年7月11日(木) 13:00~14:30

対象

株式会社遠鉄ストア 管理職等約70人

事業報告

令和6年度のリプロダクティブ・ヘルス/ライツ出前講座は、2社の企業と1つの団体を対象に実施しました。

 

「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」とは、「性と生殖に関する健康と権利」を意味します。性や生殖に関わるすべてのことを自分自身で決める権利は、すべての人が身体的・精神的・社会的に健康で幸せに生きるために欠かせない要素です。

すべての人がその人らしく健康に活躍できる社会を実現するためには、ライフステージごとの健康課題を正しく理解し、働きやすい環境や制度を整えることが必要です。本講座では、女性特有の健康課題について当事者である女性だけでなく、ともに働く同僚や管理職を含むすべての人に、正しく理解してもらうことを目的としています。

今回は、令和6年7月に株式会社遠鉄ストアで実施した講座の様子をご紹介します。この講座には管理職約70人が参加しました。

 

 

 

 

 

 

 

前半では、浜松市助産師会より宇田公美子先生を講師としてお迎えし、講義を行いました。講義では、性別による健康の特性を理解し、不調や病気、妊娠・出産に関するセルフケアやチェック方法、メンタルヘルスについて学びました。性別や世代によって異なる健康上の困りごとや課題を、企業や管理職が理解する貴重な機会となりました。

後半ではグループワークを行い、職場における健康課題や困りごとについて意見を出し合い、共有しました。現場の声は会社にフィードバックされ、職場環境の改善に活かされる予定ということです。

参加した管理職からは、「生理やつわりがつらい人が思っていたより多いと感じた」「女性の心理状態や職場での接し方に配慮したい」「自分が誤って理解していたことに気づいた」「健康対策の必要性は認識していたが、その意味を深く理解できた」といった感想が寄せられ、リプロダクティブ・ヘルス/ライツへの理解が深まったことを実感しました。

 

今後も職場や学校等での、女性・男性特有の健康課題についての正しい理解が進み、誰もが自分らしく活躍できる環境づくりが進むよう、あいホールではリプロダクティブ・ヘルス/ライツの出前講座を実施していきます。