令和5年度 令和パパの育休リアル ~ママも一緒に考える家族のカタチ~

開催日・開催時間

令和6年1月20日(土)、2月3日(土)10時〜12時

対象

新婚から妊娠、産後、育児期の夫婦

事業報告

男性育休の推進が政府主導で進められ、仕事と家庭の両立を推奨する動きが出ています。しかしながら育児休業の取得率は、女性の約80%に対して、男性は約17%と低く、男性の育休期間は平均約1ヵ月程度と女性と比べて短い現状があり、まだまだ女性が育児を支える構図は変わっていません。
そこで、もっと男性育休の必要性やメリットを感じてもらいたい!と思い夫婦の働き方や生活の整え方を一緒に考える「令和パパの育休リアル ~ママも一緒に考える家族のカタチ~」を開催しました。

令和パパのチラシ

第1回の講座は「産後パパ育休を知ろう&夫婦で描く家族のこれから」と題し、お金のお話を中心にした講義が行われました。講師は小田切克子さん(特定社会保険労務士 CFP® 国家資格キャリアコンサルタント)です。
改正施行された育休制度「産後パパ育休」の解説と生涯のお金にまつわる話「いつ、どのくらいのお金が必要か」「資金はいつが貯めどきか」など、老後に至るまでの長期間に渡るお話しをしていただきました。
また父親が育休を取得することによる効果や、妻の働き方別の生涯収入、人生に必要な資金などが、データとともにわかりやすく解説され、参加の方々も、真剣な表情で聞きていました。続いての交流タイムでは、途中で席替えもしながら、小田切先生の講義の感想や日常の様子などを同じテーブルの方々と話し合いました。「うちではこんなことを考えています」「我が家はこうしています」などといったやりとりが聞こえてきました。それぞれの家族の将来の話について、お互いに興味深く聞き入っている様子でした。

第2回の講座は、育休にまつわるリアルな経験談を聞く「我が家流ワークライフバランスを考えよう」です。
お話していただいたのは、2人の育休経験のある先輩パパと3児のパパでもある、NPO法人浜松男女共同参画推進協会副理事長の夏目恵介さんがアドバイザーとして参加しました。
育休を経験した先輩パパお二人には、育休を取得する時の気持ちや職場とのやり取り、妻との家事育児の分担、育休中の妻や子どもに対する気持ちの変化など、具体的なお話がたくさん聞けました。
お二人とも一人暮らし経験があり、家事に抵抗はなかったとのことで「家事の経験が浅い方は、今からいろいろ家事を身につけておくと良い」とのお話もありました。
後半は、ワークと交流会です。分担している家事ひとつひとつの負担感を認識するワークを行い、交流タイムで感想を話しました。他の家庭から負担を軽くする方法を教わる様子もみられました。また、先輩パパのお二人とアドバイザーが各テーブルに入り、個別の質問や心配事の相談などを受けました。
「職場はなんとかなる。家庭で自分の替えはいない」
「赤ちゃんの時期は一瞬だから見逃さないで」
「家事を気負う必要はない」
など、実感のこもった力強い言葉が聞こえてきました。

参加された方からは「予想していなかったこと、気づかなかったこと、初めて知ったことなど発見がたくさんありました。妻としっかり話しあいたいと思います。」「各家庭の事情を聞けて良かったです。勉強になりました。」「仕事はいつでもできるけど、家族(特に赤ちゃん)といられる時間はその時しかない貴重な時間だということを再認識しました。」「理想論、教科書的なだけではない話を聞くことができ、プレッシャーが軽くなったように感じています。」などの感想をいただきました。
参加いただいた方々、夫婦揃ってのご参加ありがとうございました。

あいホールでは、これからも男性の家事育児への参加を応援する講座を開催していきます。