令和7年度 おひとりさまの備えて安心「老後の年金」/「親の介護」
開催日・開催時間
第1回 令和7年11月29日(土)10時~12時第2回 令和7年12月6日(土)10時~12時
対象
40~50代でテーマに関心がある人事業報告
2050年にはおひとりさま(単独世帯)が全世帯の4割を超えると言われています。昭和モデルといわれるような従来の家族の形に基づいた社会構造の中で、おひとりさまが複合的困難を抱えてしまうことがあります。昨年度に続き、おひとりさまが、使える制度、相談先・支援先、地域とのつながり先を知り、将来に備えてもらうための講座を開催しました。
第1回の講師は、小田切克子さん(特定社会保険労務士 CFPⓇ 国家資格キャリアコンサルタント)です。テーマは「老後の年金」です。
小田切さんの老後のお金のお話しのポイントは4つ。①老後のお金のイメージを見える化し、いつまで働いて、どこで何を大切にして暮らしたいかを考えること。②将来受け取る年金の見方と考え方を知ること。③老後のお金がそのままだと足りないかもとなった時の備え④困った時の相談先、支援先。これら4つのポイントを具体的な例をあげて説明されました。特に働き方を変えたり年金のもらい方を変えると年金の受け取り金額がどう変化するかを「ねんきんネット」(日本年金機構)https://www.nenkin.go.jp/n_net/を利用してシミュレーションしてみることをおすすめしてくださいました。目を背けたいことかもしれないけれど、まず知ることが大事という言葉が印象に残りました。
講義の後は、理想の老後に必要な資金を書き出すミニワークを行い、続いて参加者の皆さんがグループに分かれて「どんなことに不安を感じるか」をテーマに交流しました。参加者からのたくさんの質問にも回答していただきました。
参加者からは、「未来のことをイメージして経済・生活を考えることの大事さを感じた。」「今の自分の現状(収支)を把握してみようと思った。」「深く自分でも調べていきたい。」「参加者同士の交流が良かった」などの感想がありました。
第2回の講師は、ケアマネジャーや地域包括支援センター勤務を経て現在は介護予防の講師をされている山口圭子さんです。テーマは「親の介護」です。
山口さんの講義は介護とは?からはじまりました。2000年に施行された介護保険法の第1章、第1条の文言について言及され、要介護者の尊厳を保持し、能力に応じた自立した生活ができるようにすること、この部分が一番の重要な部分だと説明されました。また介護保険制度によって、介護は社会全体で担うものとなったのだから、ひとりで抱え込む必要は全くなく、使えるサービスを上手に使って欲しいとお話しされました。
続いて、介護はどのように始まるか?準備しておくことは何か?相談先は?についてお話しされ、浜松市の地域包括支援センターの冊子を配布しながら、困った時はまず地域包括支援センターが利用できることを案内していただきました。
その後、参加者同士の交流、最後は山口さんが現在最も力を注いておられる介護予防のお話しと介護予防体操を参加者皆で体験しました。
参加者からは「気づかなかった金銭的負担について、今後親と話し合いたい。」「講座に出たことをきっかけに親と話してみようと思った。」「自分だけで不安に思っていたことを、講師の先生やグループの方々のお話を聞くことにより安心に変わった。」などの感想をいただきました。
本講座が、参加者の皆さまにとって、老後の安心につながる一助になっていたら嬉しいです。




