令和6年度 シリーズ ジェンダーめがね® 映画×ジェンダーめがね® 国際ガールズ・デー企画 映画鑑賞&トークタイム ~メイド・イン・バングラデシュ~
開催日・開催時間
令和6年10月5日(土)10:00~12:15対象
一般市民事業報告
10月11日の「国際ガールズ・デー」は、「女の子の権利」や「女の子のエンパワーメント」の促進を広く国際社会に呼びかける日です。「女の子」「女性」であるために、いまだにその人権が軽視されているという現実があり、その課題の解決や支援することを目的としています。
「国際ガールズ・デー」に合わせて、「映画×ジェンダーめがね®」講座、映画「メイド・イン・バングラデシュ」の鑑賞会&トークタイムを開催しました。
この映画は、バングラデシュの縫製工場で、若い女性が過酷な労働環境と低賃金労働に立ち向かい、労働組合を結成するために立ち上がる姿を描いています。
縫製工場で働く主人公の女性「シム」は、13歳で自分の意志に関係なく結婚をさせられそうになり首都ダッカに逃げてきた過去があります。女性の人権が軽視される社会で、労働環境の改善を求めて、シムが同僚たちと労働組合の結成を目指してさまざまな困難に立ち向かっていきます。
映画鑑賞後は、5人程度のグループで、段ボール製の円卓の「えんたくん」を使用し、トークタイムを行いました。参加者は映画の感想や意見を「えんたくん」に書き出し、グループ内で意見交換をし、最後に全体で発表をしました。
参加者からは「世界にはまだ男女格差が沢山あることを知ることが出来た。」「このテーマでの映画を視聴する機会をいただきありがとうございました。勇気をもらえ、ジェンダーめがね®で見える視点に視界を広げていこうと思います。」「学生のボランティアがいたので普段聞くことのない若い世代の意見を聞く貴重な経験ができ、多世代でのイベントに参加できて大変良かった。」などの意見が寄せられました。
当日は、定員を上回る47名が参加し、中高生のボランティア、男性や親子での参加、小学生、中学生、高校生に加え、20代から70代以上までの多世代が集う意見交換の場となりました。
会場の一角には図書コーナーを設け「国際ガールズ・デー」の特集をした「あいホール図書だより」や関連図書を展示し、紹介しました。
あいホールでは、映画などの身近なメディアを通して、日本だけでなく世界の女性の人権や地位向上など、参加者がジェンダー問題に関わる社会的課題を考え、意見を共有する場を提供していきたいと思います。