令和6年度 男女共同参画フェスタ はままつ女性カレッジ10周年記念 大人の学びについて ~学ぶって楽しい 「私」更新する!~

開催日・開催時間

令和6年6月23日(日)13:00~15:00

対象

はままつ女性カレッジ関係者、テーマに関心のある一般市民

事業報告

あいホールでは、6月23日から29日の男女共同参画週間を市民にアピールし、男女共同参画社会について理解促進を行う場として「男女共同参画フェスタ」を毎年開催しています。令和6年度は、はままつ女性カレッジ10周年を記念して、「大人の学び」をテーマにした講演会とパネルトークを行いました。

第1部では、「はままつ女性カレッジ」講座の第1期から講師をされている笹原恵さん(静岡大学学術院 情報学領域 教授)をお招きし、「女性の学び~『私』を更新する~ はままつ女性カレッジの10年」をテーマに講演をしていただきました。

 

 

 

 

 

笹原さんは、女性が学ぶことの意味について、「女性は社会的に求められているジェンダー規範に無意識に縛られていることが多い。女性がジェンダー視点を学ぶことは、日常的に感じている違和感を言語化し、自分自身を変えられることに気がつくこと。」と話されました。女性の人材育成講座「はままつ女性カレッジ」は、女性がジェンダー視点を学び、自分自身を「再生する」場であることと述べられました。

講演前には、「はままつ女性カレッジ」10年の歩みや、はままつ女性カレッジ修了後の活動やアンケートをまとめた「はままつ女性カレッジ開講10周年記念冊子」を参加者に配布しました。当日は、65名の市民の皆さんが参加し、記念冊子を見ながら講演会を聞いてもらうことができました。

 

 

 

 

 

第2部は「女性の学びと市民のエンパワーメント」をテーマに、パネルトークを行いました。
パネリストに笹原恵さん、新谷直幸さん(浜松市民部長)、有賀愛さん(はままつ女性カレッジ第6期生)をお迎えし、道喜道恵さん(NPO法人 浜松男女共同参画推進協会理事長)をコーディネーターに行われました。「はままつ女性カレッジ」の講師、主催者、および運営者、修了生というそれぞれの立場からこれまでの「はままつ女性カレッジ」を振り返り今後の展望を話しました。

また、昨年度修了したばかりのはままつ女性カレッジ10期生にも、「はままつ女性カレッジ」を受講した体験や感想などを話していただきました。

最後に笹原さんが、主催者である浜松市が女性の人材育成講座「はままつ女性カレッジ」を立ち上げ、現在も継続していることの重要性を話されました。これからも女性の社会課題の解決を目指し、ジェンダー平等を進める「女性の学びの場」を提供していくことの必要性を感じました。

終了後の参加者へのアンケートでは以下のような感想がよせられました。

・今まで男女共同参画に対して、自分に何が出来るかを考えていました。今日、来たことで、まず学び、自分を更新することが第一歩だとわかりました。
・とても学びが多い時間が過ごせました、「私を更新する」って素敵な言葉です。
・大人の学びについて、目的の有無に関わらず学びを通して自信につながっていくのではないかと思いました。女性が自信を持って生きていくことで社会は変えていけると思います。

あいホールでは、これからもジェンダー問題に関する社会的課題をテーマとし、男女共同参画の啓発につながる「男女共同参画フェスタ」を開催していきたいと思います。