令和5年度 「はままつ女性カレッジ」~学ぶって楽しい「私」を更新する!~ 前半
開催日・開催時間
第1回9/1 第2回9/8 第3回9/22 第4回10/6 第5回10/13 第6回10/20 第7回11/17 第8回11/24 第9回12/1 第11回R6 1/19 第12回2/2いずれも10:00~12:30
対象
20~40歳代の女性事業報告
「はままつ女性カレッジ」は、自分ゴトを社会的事象と捉え、男女共同参画の視点でその課題解決を目指すための手法を学び、地域やPTA、審議会等あらゆる分野で活躍できる人材を育成することを目的としています。全12回となる今年度の様子をレポートします。
第1回目は、静岡県立大学国際関係学部の犬塚協太教授をお招きし、『自分らしく輝ける社会って?~男女共同参画って何だろう?~』をテーマにお話しいただきました。
第1回目は公開講座でどなたでも参加可能となっており、カレッジ受講生以外にも、浜松市女性議員や子育て中の女性など定員の20名を超える参加となりました。講義では、社会の中ではまだ性別役割分業の意識が根強いこと、私たち自身もアンコンシャスバイヤス(無意識の思い込み)によって、知らず知らずのうちに性別や固定観念に縛られていることなど、お話ししていただきました。
終了後の感想では、
「男女平等はこんなにも奥が深いことがわかり、勉強になった。」
「無意識の思い込み、という話を先生がしきりにされていたのが印象的だった。専業主婦としての暮らしが長くなり、悩みもあったが、ジェンダーの問題であると言ってもらい心が少し軽くなった。」など、女性が社会の中で感じていた不平等感の原因や考え方などを知る機会となりました。
2回目以降は、静岡大学学術院の笹原恵教授をアドバイザーにお迎えして、講義とグループワークが始まりました。
まずは受講生が自己紹介を行い、カレッジ参加のきっかけや理由、自身が今まで感じていた家庭の中での家事や仕事に対する不平等感や、子育てについての悩みを話しました。またこの連続講座の最後に行う『成果発表会』までの取り組みについて、前年度カレッジ修了生の池冨美早栄さんにお話ししていただき、具体的な内容をイメージすることができました。
3回~4回では笹原先生の講義に加え、グループワークに向けてのフリーディスカッションも行われました。
問題意識や興味のあるテーマを軸に小グループに分かれて意見交換を行い、どんなテーマを調査対象にするかを少しずつ明確にしました。
”自分”の問題を、自分”たち”の問題、”社会”の問題として捉え直す視点を大切に、「誰に」「何を聞いて」「何を明らかにするのか」講義やアドバイスをもとに、テーマを掘り下げ、調査に向けて具体的に計画を立てていきました。
第5回はファシリテーターの鈴木まり子さんによる『しなやかファシリテーション』講座が行われました。
ファシリテーションとは話し合いを有意義にするためのスキルと心遣いのこと。ファシリテーションをすることで、参加者同士が話し合いを通して刺激し合い、お互いの考えや行動に変化を起こすことができます。カレッジの話し合いでも活かして欲しい内容となりました。
後半からは、実際の調査と成果発表会への資料作りにいよいよ入っていきます。