2年度「もしもの時に備えよう!賃貸暮らしの生活再建」
開催日・開催時間
令和3年1月31日(日)10:00~12:00
対象
どなたでも事業報告
昨年度に引き続き、被災者支援に力を入れて活動されている弁護士・防災士の永野海さんを講師にお迎えし、
「賃貸暮らしの生活再建」をテーマに防災講座を開催しました。
永野さんはこれまで、全国各地の被災地で活動をされてきました。
被災直後から数カ月、数年経っても、生活の立て直しや復興が進まない被災地の現状や、
災害が起きてから情報を集めること、適切な選択・判断をすることがとても難しいことを理解しました。
例え、たくさんの支援制度があったとしても、それを知らなければ活用できない…
日ごろからの話し合いが家族や地域の暮らしを守るのに大切だと再確認しました。
最後に母子家庭の事例を使ったワークを実施。
永野先生考案の「被災者生活再建カード」を使い、被災直後、数か月後、その先の3段階に分けて、
仮設住宅や義援金、支援金、貸付制度などを活用しながら、どう生活を立て直すのが良いかをワークしました。
その人が何を大切にするのか、どのような価値観を持ち、どのような選択が可能なのか。
支援される人の立場に立って考えながら、支援の方法を考えました。
参加者からは、
・とても勉強になりました。知らない制度や補償がいろいろあることを知りました。知識が有るのと無いのとでは大きく変わることを実感しました。
・全く制度を知らなかったので、とても勉強になりました。帰ったら、早速、夫とも話し合いたいです。
・賃貸物件にも、その状態に応じて罹災証明書が発行され、それを元に利用できる制度があると分かり良かったです。
・知っているのと、知らないのでは、大違いだと思った。
・ワークショップを重ねながら、周囲、地域の人たちと学習し、役立てたい。
などの感想が寄せられました。
今日持ち帰った被害者生活再建カードを活用して、家庭での話し合い、地域での支え合いに役立てていただけるとうれしいです。