はままつジェンダーラボ② 国際ガールズデー企画  映画「バレンタイン一揆」鑑賞会&トークセッション

開催日・開催時間

日時:令和3年10月9日(土)午前10時00分~12時00分
会場:あいホール 1F ホール

事業報告

毎年10月11日は国連で「国際ガールズデー」として「女の子の権利」や「女の子のエンパワーメント」の促進を広く国際社会に呼びかける日です。

世界には女の子であるためにいまだその人権が軽視されている国があります。

今年は、日本の女の子3人が、アフリカのガーナで児童労働の問題と出会い、悩み、闘ったドキュメンタリーを上映しました。

上映後はトークセッションを行い、私たちに何ができるのかを考えました。

 

 

 

 

 

まずは映画『バレンタイン一揆』を鑑賞しました。

2012年に日本で制作された64分のドキュメンタリー映画です。

日本の普通の女の子3人が、アフリカのガーナで出会ったのは、たくさんの子どもたちがカカオ農園で働かされ、学校に通うこともできない「児童労働」という現実でした。

バレンタインデーに、フェアトレードでつくられた、ほんとうに愛のあるチョコレートを選んでほしい。彼女たちの想いはみんなに届くのか。

児童労働の問題と出会い、悩み、闘った様子を描いた作品でした。

 

 

映画を観た後はトークセッションを行いました。

作品を制作した特定非営利活動法人ACEから、職員の青井彩乃さんにオンラインで登壇いただきました。

 

 

 

 

青井さんからは世界の児童労働の現状について実際の数字を示しながら詳しい解説があり、厳しい状況を知ることができました。また、女の子の児童労働の現実についてもふれていただきました。

その後の質疑応答では、様々な質問に丁寧に答えてくださいました。

すぐに取り組める活動としては、フェアトレード品の紹介やチョコレートを買うことで売り上げが寄付につながる商品など、実物を見せていただきながら紹介してもらいました。

コンビニ等で売っているものもあり、スタッフの一人はその日にチョコレートを買って帰ったそうです。

 

 

講座後のアンケートでは、

「人は力では変えられない。話し合い、納得してもらって初めて変わる。このフレーズが胸に刺さった。」

「参加された方の質問を聞いていて、身近にこんなに関心をもって活動している、考えている方がいるのだと改めて思った。」

などの感想が聞かれました。

会場の一角には図書コーナーを設け、児童労働やフェアトレードについての資料や図書を並べました。講座開始前や終了後に、皆さん興味深そうにご覧になっていました。

 

 

 

 

 

映画鑑賞とトークセッションを通して、世界で起きていることを知り、考えてもらうきっかけになったのではないかと思います。

※当日は新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開催しました。

皆さんご参加ありがとうございました!