令和7年度 子育てパパ応援 パパの“強み”を増やそう! ~手あそび×絵本×家族コミュニケーション~
開催日・開催時間
第1回:8月23日(土)10時~12時第2回:8月30日(土)10時~12時
対象
子育て中の男性事業報告
あいホールでは、子育て中のパパに向けた講座「子育てパパ応援講座」を開催しました。テーマは「パパの“強み”を増やそう!」です。この講座は、パパが託児を利用して子どもと離れ、子育て中のパパ同士で交流する場になればと思い、開催しました。講座を通して、ジェンダーに関する気づきから家族との関係をより良いものにしてもらいたいという想いもあります。
第1回は「手あそび&絵本のワークショップ」。
前半の手あそびは、託児グループあいあいさんから昔ながらの手あそびを教えてもらいながら、親子で一緒に行いました。子どもとのスキンシップを取りながら、歌ったり、身体を動かしたりして笑顔あふれる楽しい時間になりました。おもちゃや遊びのツールがなくてもカラダひとつで歌って楽しめる手あそび、カラダあそびはパパの強みのひとつになったのではないでしょうか?
後半はあいホール図書コンシェルジュの池谷由美子さんを講師に、ジェンダー視点で絵本を読むワークショップを行いました。1冊の絵本を参加者全員が、ジェンダー視点で読んで見て、気が付いたことをグループで話し合い、全体で共有しました。とても鋭い意見が多数出て、自分自身や身の回りのジェンダーについて気づくきっかけとなりました。
※あいホール図書コーナーは、男女共同参画やジェンダー平等に関する本を所蔵しています。https://ai-hall.com/library/
「今まで絵本をこのような視点で見ることがなかったため、新しい視点での読み方を知ることができました。」など、参加者の新たな気づきになりました。
第2回は「家族コミュニケーション」。講師は、NPO法人SRRP研究会新谷真弓さんと豊嶋悠人さんです。はじめに、グループ内で4マス自己紹介をしてから、講義を聞きました。内容は、よい家族関係の要は夫婦のコミュニケーションが良好であること、相手と良好な関係でいるためには、お互いの「境界」を大事にし、自分の気持ちを相手に伝えることが大切だと学びました。
その後のグループワークでは、参加者同士で、与えられたテーマ(例えば「パートナーが怒ってる。どうして怒っているかわからない。そんな経験ある?」)に対する経験談や意見がたくさん出て、全体でも共有しました。
参加者からは「他のパパも同じような境遇で子育てしているんだということが分かって少し気が楽になりました。」「具体的な考え方だけでなく、バイアスに気づき、どう対処したら良いかを気づくことができました。」「女性(母親)目線の意見も参考として見たい。同じテーマでどのような意見が出たのか?男性をどう見ているのか?」という感想がありました。
育休を取得するパパも徐々に増えている中、パパが託児を利用して、リラックスしたい、学びたい、交流したいというニーズも高まってくるのではないでしょうか。そんな気づきをもらうことができました。