令和7年度 はままつ女性スクール「(からだとココロ)ほぐして、(ジェンダーのこと)気づいて、(社会のこと)考える」

開催日・開催時間

1期:6月6日(金)、6月13日(金)、6月20日(金) 

2期:7月4日(金)、7月11日(金)、7月18日(金) 10時~12時

対象

子育て中の女性

事業報告

毎年大人気の講座、「はままつ女性スクール」が開催されました。今年度のテーマは「(からだとココロ)ほぐして、(ジェンダーのこと)気づいて、(社会のこと)考える」です。はままつ女性スクールは、子育て中のママが子どもと離れて、自分自身をリフレッシュし、新たな視野を広げる講座です。今年度も、連続3回講座を2回に分けて開催し、多くの子育て中のママに参加していただくことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1回は「カラダもココロもリラックス」。講師は健康運動指導士の小野崎あゆみさんです。まずは、毎日の家事や育児で疲れた体と心をほぐすことから始まり、その後は、生活の中のちょっとしたタイミングでも実践できそうな、家でも簡単にできるエクササイズを教えていただきました。交流タイムでは、参加者が2人組になって相手を紹介する他己紹介で盛り上がり、講師の小野崎さんからは、自身の子どもが小さかった頃のエピソードから始まり、PTA会長を務められた時の地域の方々との出会いや貴重な体験談をお話ししていただきました。参加者からは「久しぶりに子どもたちと離れた時間を持てて、リラックスできました」「とても良かったです!来週も楽しみです。」などの感想をいただき、初回のよいスタートがきれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

第2回は「絵本をジェンダーめがねで読んでみよう&交流」。講師は、あいホール図書コンシェルジュの池谷由美子さんです。池谷さんが、ジェンダーめがねで絵本を読むとはどのようなことなのかをお話しされ、参加者が持参した絵本をそれぞれのジェンダーめがねで読んでみました。その後、ジェンダーめがねで読んで気づいたことをグループと全体で共有しました。 「自分でも無意識に“男らしさ”“女らしさ”子供と生活する中で押し付けてしまっていかも、と、気づかされました。好きなものは好き、そのままでいいんだよと、改めて伝えてあげたいなと思いました。」「子どもが大きくなったとき、一緒に子どもと考えられるきっかけ、知識を得ることができました。」など、参加者みなさんにとっての新しい気づきとなる回になりました。

※あいホール図書コーナーは、男女共同参画やジェンダー平等に関する本を所蔵しています。https://ai-hall.com/library/

 

 

 

 

 

 

 

 

第3回は「ゲームで学ぶ防災~HUG(避難所運営ゲーム)~」。講師は、NPO法人あざれあ交流会議下位桂子さん、國井良子さんです。今回は、ジェンダー視点のあるHUGを通して、発災してすぐ避難所を開設・運営していくためにはどうしたら良いのかを、グループでゲームを通して学んでいきました。避難所と見立てた用紙の上に、避難してきた住民をどう配置していくか、また次々起こる出来事にスピード感をもってどう対応するかが問われます。「人目を気にして戸外で授乳しているママがいます。」「子どもたちの気持ちが不安定になっています。」など、子育てママが特に気になる問題も起きてきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参加者からは「備蓄ばかりに気を取られ、他の問題(子供のケア・病人・トイレ等)を全然分かっていなかったので、とても勉強になりました。こういう講座にたくさん出て、意識・知識を持つことが大事だと気づきました。」「防災について、TVやネットで「これを備蓄しておいて!」と深く考えて準備しよう、家族で話し合おうと思える時間でした。」「避難所運営ゲームで、実際に起こりうる問題が多くあることに気付くことができました。」などの感想をいただきました。

全3回の講座で、参加者が子どもと離れてカラダとココロをほぐして、男女共同参画やジェンダーの視点を通して、多くの気づきから自分の世界を広げてもらうことができました。参加者が、はままつ女性スクールで一緒の時間を共有した子育てママ同士の交流がつながり、今後もあいホールの講座やイベントに参加してもらえたら嬉しいです。