令和6年度 「ちょっと待って!これってもしかしてハラスメント⁉~職場で起こりがちなハラスメントに気づく」

開催日・開催時間

令和7年2月22日(土)10:00~12:00

対象

テーマに関心のある方

事業報告

「セクハラ」「パワハラ」「モラハラ」「マタハラ」「パタハラ」…現在日本で認識されている「ハラスメント」には多くの種類があり、代表的なものだけでも30種類以上存在すると言われています。また、ハラスメントには、ジェンダーに関連したものも多く、その背景には固定的な性別役割分担意識に基づいた言動もあると考えられています。今回の講座はハラスメントの中でも特に「職場」で起こりがちなハラスメントに焦点を当て、ハラスメントの起こる原因や、事例などを知り、「ハラスメントをしない、されない」誰もがいきいきと働ける職場環境づくりを目指しています。

 

講師は小田切克子さん(特定社会保険労務士、CFP、国家資格キャリアコンサルタント)です。

前半の講義「ハラスメントを正しく理解する」では、よく聞く「〇〇ハラ」の意味を再確認し、ハラスメントの具体例を交えながらハラスメントとは何か、からハラスメントに関する法律や相談機関などについて学びました。

ハラスメント度チェックでは、自分の中にハラスメントにつながる思い込みや考え方の癖がないかをチェックしました。改めてチェックをすることで、思いがけない発見があったのではないでしょうか。そして、ハラスメントを防ぐためには、互いに気持ちのよい相手を尊重したコミュニケーションが大切であることも学びました。

 

 

 

 

 

 

 

後半はグループワーク「身のまわりのハラスメントに気づく」です。受講者はグループに分かれて、自身の困りごとや体験談などを話し合いました。受講者からは「結構深い内容でよかった。グループディスカッションもあり、他の人の意見も聞けてよかった」「社内での意識の低さ、また社内倫理について考えさせられました」「仕事に役立てていきたい」「ハラスメントの種類や範囲が広がっているので、常にアップデートしていかないと加害者になってしまう。勉強になるよい機会でした」などのコメントが寄せられ、満足度が大変高い講座になりました。

あいホールでは、ジェンダーに起因する社会的課題をすくいあげ、問題解決につなげる講座を今後も開催していきます。