2年度リプロダクティブヘルス&ライツ講座「うちの子そこまで知ってたの?」

開催日・開催時間

令和2年 8月 7日(金)18:30 ~ 21:00

対象

① 思春期の子ども(小学校高学年から高校生ぐらいまで)を育てている、市内在住もしくは在勤の方。中学生以上の子ども本人の聴講も可。
② 対象世代に関わる活動をされている方。

事業報告

リプロダクティブヘルス/ライツ講座

「うちの子そこまで知ってたの?」

 

令和2年 8月 7日(金)18:30 ~ 21:00

あいホールで開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、

オンラインでの開講となりました。

▼チラシはこちら▼

 

「なんてこった」となる前に。

性の情報が氾濫している現代。親の知らないうちに

「えぇ!そんなことまで知っていたの?」となるかも…。

 

子ども本人の性のリテラシー(正しい情報を選び取り、生かす力)を

高め、前向きに子どもの性に向き合っていくためには、

どうすれば良いのか学びました。

 

講師は、一般社団法人おもしろ健康教育研究所

伊藤純子先生、高橋佐和子先生のおふたりです。

https://www.omoken-works.com

保健医療の専門家であるおふたりより、現代の子どもを取り巻く状況と

問題点について講義いただき、理解を深めました。

 

はじめに、現役の大学生からのお話がありました。

強調していたのは、「性をタブーにしないでほしい」

ということでした。

若い世代から性についての事をオープンに話してもらう機会は、

なかなかないかと思います。

大人たちが性の話題を避けていると、

子どもたちも話せなくなります。

子どもたちに問題が降りかかったとき、

誰にも相談することができず、

問題は解決されないまま悪化してしまうかもしれません。

若い世代に正しい性知識を知ってもらうことの

重要性を感じました。

 

これからの性教育とライフキャリア

続いて講師より、海外の性教育の例を挙げ、

子どもたち本人が性を正しく理解し、自ら選び取って

いく力をつけていってもらうには、日本の教育体制は

遅れをとっていること、

また、性の教育は、単に生殖の知識を得ることではなく、

自分らしく生きることの根幹をはぐくむ教育で

あることを学びました。

 

グループに分かれてのディスカッションでも、

講座の内容や日々感じていることを話しました。

 

 

講座後のアンケートでは、

「情報が氾濫している中、正しい情報にたどりつくかは、

大人の声かけや相談しやすい環境も関係していると感じた。」

「学校における性教育が、自分が子どもの頃に受けたものから

変わっていないことに驚いた。」

「情報を見極める力を持つ必要があると知り、危機感を持つようになった。」

等の声が上がりました。

皆さんご参加ありがとうございました!