第5期はままつ女性カレッジ~日々の気づきからキラッと光るあなたに~第3回

開催日・開催時間

平成30年9月21日(金)10:00~12:30

対象

20代~40代の女性

事業報告

【第5期はままつ女性カレッジ】の第3回が開催されました。

今回のテーマは「女性と政治 暮らしを変えるギモンや気づき」
静岡大学人文社会科学部法学科教授の日詰一幸さんにご講義いただきました。

女性と政治参加の歴史から始まった講義の中で、
日本初女性参政権が行使されたのは1876年(明治9年)現島田市だったと聞き、皆さんびっくり。
女性参政権獲得までの歴史がぐっと身近に感じられます。

続いて、日本の男女平等ランキングが世界144か国中114位という話題に。
経済、教育、政治、保健の4分野のジェンダーギャップ指数をもとにしたランキングで、
日本は特に政治経済活動での遅れが大きな課題です。
とは言え、浜松市は市議会議員に占める女性比率は県平均以上、
政策・方針決定過程に参画する女性ロールモデルも少しずつ増えています。
政治や経済分野に女性の視点をもっと増やしていくためには、
女性が違和感なく意思決定の場にいるためにはどうなったらいいのか。

女性自身も政策に興味を持ち、地域課題に対して“傍観者から参加者へ”の意識で、
今後の政策・方針へも関心を向けていきたいです。
そして後半は “選挙公約(マニフェスト)”について学びました。

マニフェストは有権者への「約束」ですから、その内容を知ることはとても大切。
ただ、たくさんありすぎてどのように読んだらいいかわからないという疑問に
読み方のポイントなどをひとつずつ、丁寧に教えていただきました。

一通りの座学を終え、新しく得た知識と共に、後半最後はグループワーク。
「女性と政治」に関する新聞記事をもとに、感じたことや課題などを話し合いました。

・知らないうちに価値観や先入観にとらわれていないか気づくことが大切。
・子ども時代に刷り込まれた記憶は大人になっても残る。子どもへの関わりは大事。
・両親を頼れないバリキャリ女性はどのように仕事と子育てを両立しているの?
・男性優位の社会に迎合している女性側の意識にも問題があるのでは?
・女性が前に出ると”でしゃばり”と男性からも女性からも言われる社会って‥?

などなど、様々な意見や疑問が出ました。
最後に日詰教授からいただいた言葉。
”社会の意識を変える方法を全員で見つけることだ大切”

女性が生きづらい世の中は、男性の生きづらさにつながっています。
性別に関わらず活躍できる社会を次世代に残せるよう考えていきたいですね。

次回は、10月5日(金)。
テーマは「課題やその解決方法について考える➀」
これからいよいよグループワークが始まります。

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