令和2年度「はままつ女性スクール」~ジブンの時間も大切に ママから私へ はじめの一歩~

開催日・開催時間

第1回 8月6日(木)、8月21日(金)、8月28日(金) いずれも10時~12時

対象

育児中の女性

事業報告

 

毎年大好評の講座、「はままつ女性スクール」が今年度も開講しました。
あいホールで開講している女性人材育成のための講座は3つ※あり、そのファーストステップとなるのがこの「はままつ女性スクール」で、育児期の女性を対象としています。

育児をしていると毎日が忙しく、自分のことはいつも後回しになってしまい、とてもゆっくり自分のことを考える時間なんてとれない、ということはありませんか。この講座ではそんな女性たちに、お子さんと離れて自分のための時間を持ってもらい、少し未来の自分を思い描いてもらいたいと考えています。

講座のサブタイトル「~ジブンの時間も大切に ママから私へ はじめの一歩~」には、「ママ」としてではなく、今はちょっと隅っこに追いやられ気味な「私」を真ん中に据えて、新たな一歩を踏み出してもらいたいという思いがこめられています。

3回連続講座の第1回目は、「カラダほぐしでリラックス」と題し、健康運動指導士の小野崎あゆみさんをお迎えし、産後の体と脳をリフレッシュする方法を教えていただきました。出産・育児では思った以上に女性の体には負担がかかっていて、産後は様々な不調がでることも少なくありません。実際のワークでは、この様々な不調に対処し、毎日を快適に過ごすための秘訣を学びました。

今回は、新型コロナウィルス感染拡大防止の為、あいホールの講座として初のzoomを使用したオンライン講座となりました。

受講生からは「(コロナ禍で)この半年間家族以外の人と話す機会が貴重となり、社会とのつながりを絶たれて孤独感を感じている方はとても多いと思います。自己紹介を聞く中で皆さんもそうなんだなとか、うんうんと共感できることに喜びがこみ上げてきて次回が楽しみになりました」「今回はオンラインで残念でしたが、次回は託児を利用して対面で受講したい」などの声がきかれました。

 

第2回は受講生のみなさん待望の、対面での講座を実施することができました。講座は「これからのジブン」として、日常生活の中で埋もれていた「思い」を見える化し、少し未来の自分の生き方について考えてみる時間となりました。講師は経営コンサルタント、NPO法人浜松男女共同参画推進協会理事の道喜道恵さんです。

講座では、ワークシートを使い、家族を含めたライフプランを立て、自分に使える時間はどのくらいあるのか、その中で何をすればよいのか、具体的な計画を立て目標をもつことの大切さを学びました。

受講生からは「行動力のある先生と他の参加者に刺激を受けました」「自分の時間を作る大切さがわかった」「前向きな気持ちになれたのがいちばんよかったです。講義ももちろんですが、参加者の方々の話を聞くのがやはり刺激になり、もっと話をきいてみたいと思いました」「自分と向き合う時間は意識しないと作れないので、こうしてアウトプットする時間を過ごせて良かったです」などの感想が聞かれました。

第3回は「先輩ママのここだけの話」として、少しだけ先を歩く先輩ママさんのお話を聞きました。ロールモデルとして登壇したのは、女性カレッジ修了生の方たちです。育児、家庭、仕事の話から、女性スクールや女性カレッジで学んだこと、先輩ママが困難や転機をどのように乗り越えてきたのかなど、これからのヒントを見つけることができたのではないでしょうか。

また、講座の後半はトークタイムとして、受講生の皆さんでお話をする時間を設けました。

「日頃の愚痴を話せて良かった」「先輩ママの、前向きで強い言葉がきけてよかったです」「日頃感じていた日々のモヤモヤしたことが、私だけのものではないということが分かり、少しスッキリした。まだ身の回りに男女の差があることがわかった」「コロナ禍にあって、たくさんの方々から生きた話をきけたこと、また自分の話を聞いていただけたことが勉強にもなり、ストレス発散にもなりました」「自分と同じ思いを抱えているママがいることで救われた。それぞれ悩みを抱えながらお母さん業をしていて、息抜きの場になりました。自分を知る、好きなことをするとかよいアドバイスが聞けました。ありがとうございました!」などのうれしい感想をたくさん聞くことができました。

今年度の「はままつ女性スクール」は3回の講座をもって終了となりましたが、続く人材育成講座「はままつ女性カレッジ」がすでにスタートし、女性スクールからは約半数の方がカレッジに進み学びを深めています。学ぶことで前に歩みをすすめる女性たちを引き続き応援していきます!

※あいホールでは、はままつ女性スクール、はままつ女性カレッジ、はままつ女性ラボを女性の人材育成事業と位置づけ、年間を通じて女性がエンパワメントできるきかっけづくりをしています。