令和元年度 「男女共同参画フェスタ」

開催日・開催時間

2019年6月26日(水)13時~15時

対象

市に登録している女性団体、あいゆうねっと登録団体、一般市民


事業報告

男女共同参画週間(6月23日~29日)の6月26日、あいホールにて「男女共同参画週間フェスタ」を開催しました。

 

今年も浜松市内の女性団体の会員、あいゆうねっと(あいホールに登録する男女共同参画の関連団体ネットワーク)の会員をお招きし、また今回は一般市民の方にもご案内し、講演会と交流会を行いました。

 

講演会は、「クラシック音楽とジェンダー~歴史の中の女性作曲家たち~」と題して講師として国立音楽大名誉教授の小林緑さんにピアノ演奏として岸本雅美さんをお迎えしました。

 

18世紀から19世紀は女性の進出を排除しようという動きがあり、正当に評価されず、才能がありながら音楽史に埋もれたクラシック女性作曲家の話を小林緑さんに熱く語っていただきました。また、講演の中で紹介された女性作曲家の楽曲を岸本さんが演奏してくださいました。

 

講師は「作曲が男性でも女性でも、聴いてみると全然分からない。違いは個性であり、性別で分かれることはない」と熱弁されていました。

さらに岸本さんの演奏で女性作曲家の楽曲の素晴らしさを証明されていました。

 

参加者の方の感想として、

・「無かったこと、居なかったこと」にされ、下支えを要求され生涯を終えた女性たちの声を

ピアノの音色と共に深く思い致しました。素晴らしい機会に感謝いたします。

・今までクラシックの女性作曲家が世間で知られていないことに気づきませんでした。これか

らは意識して女性作曲家の曲を聴きたいと思います。

・今まで男性の作曲家しか知らなかったことに驚かされました。本当の意味で男女平等に生きて

いける社会を創っていきたいです、先生のジェンダーについてのギモンの投げかけにいろいろと気づかされました。

・女性作曲家が世に出てこなかった経緯についてく悪しく内容を講義していただいて良かった

です。これからは交響曲などの大作にも女性作曲家はチャレンジして欲しいですね。

・女性の作曲家に光を当てたお話とピアノ演奏、楽しく学べたことに感謝します。

 

この日は普段あいホールを練習場として利用してくださっている音楽団体の方も多数参加いただきました。あいホールは男女共同参画・文化芸術活動推進センターという文化芸術と男女共同参画の複合施設です。まさにこの施設だからこそ実現した、講座となりました。